今日の自生園
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自生園での日々の出来事や、活動・行事をご紹介していきます。
故 木崎園長の言葉
第5回は自生園盲養護老人ホーム初代園長である故 木崎輝雄氏のお言葉「4つの方針」を、福田武施設長(養護・ひらんての施設長)から教えていただきました。
この「4つの方針」は、開設当時、会議室で行われていた朝礼時に、木崎園長がよく話をされていたことで、40年後の現代にも通ずる考え方です。つまり、私たち自生園の考え方は40年間ずっとぶれていない、と福田施設長は称賛されていました。
みなさまにも「4つの方針」をご一読いただければと思います。
約30年前、福田施設長が記録されていたノートより
4つの方針
1つ 元気な挨拶!明るい笑顔!きびきびとした動作!
朝、自生園では「おはようございます!」の声が響き渡り、職員がご利用者様全員に挨拶をして館内を回っていたそうです。「お年寄りは人生の先輩なんだよ。だから敬意をもって挨拶しなさい」と挨拶の大切さをいつも説かれ、厳しく指導されていました。今の自生園でも接遇の基本である挨拶や声かけがいつも飛び交っており、昔からの風土を守り続けています。
2つ 目を離すな!手を出すな!
「目を離すな」とは本人の気持ちを第一に考える、「手を出すな」はできることはしてもらう、という意味です。今でいう介護保険の理念、“尊厳の保持と自立支援”の考え方と同じです。
3つ ホットなハート!クールなヘッド!
「クールなヘッド」とは介護には冷静さが必要であり、例えば“根拠のある介護”やバイスティックの7原則*1。しかしどんなに素晴らしい介護の技術を備えていたとしても、我々の仕事で最も大切なことは“ありがとうの心”(ホットなハート)だ。
4つ 終わりよければ全て良し
当時は盲老人が入居したその時から、最後の余生(終わり)を幸せに過ごせるように、と取り組んできましたが、今は最後の一瞬までその方らしい生活をしていただけるようにと、看取りケアをさせていただいています。
P.S. 福田施設長から介護に対する熱い思いを聞かせていただきました。
木崎園長の言葉が現在の介護方針とリンクしており、40年後を見据えて話されていたことに驚きです。
*1バイスティックの7原則・・・相談援助技術の基本姿勢の原則。
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なんかいいね。自生園!