今日の自生園
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自生園での日々の出来事や、活動・行事をご紹介していきます。
副施設長と自生園 ~西場副施設長編~
居宅を統括しながら、福祉の魅力伝道師や三味線の師範を務めたり、様々に活躍されている西場副施設長。今回は西場副施設長にこれまでのお話をお聞きました!
高校卒業後やりたいことが決まらず、とりあえず幼稚園教員の学校に通ったそうです。ある日、教室の後ろの張り紙を友達と見ていて、自生園で寮母を募集しているのを知りました。友達に「寮母って何?」と質問し、老人ホームでお年寄りの介護をする仕事だと聞き「私がやりたいのはこれだ!」と頭の上の電球がピカッと光ったそうです。すぐに自生園に応募し、160人の応募者の中から書類審査、面接を通過し就職。16人採用のうち、西場副施設長を含む学卒は8人で、学卒8人衆と呼ばれていたとか。
高校生の頃
入社後は特養に1年、その後は養護に移動になりました。利用者さんに頼ってもらえるのが嬉しくて、毎日21時近くまで残って仕事をし、楽しく働いていたそうです。
当時、養護には民謡クラブがあり、利用者さんが民謡を歌ったり三味線を弾いたりしていました。西場副施設長はそこで民謡と出会い、今では三味線と唄のお弟子さんも20人程だとか。
入社当時 利用者さんの唄に合わせて三味線を弾く西場副施設長
特養でみとりをさせてもらった時、西場副施設長の死生観が大きく変わったそうです。親の死や自分の死に向き合うようになり、そこから自分の残された生命をどう生きるのかと考え、限りある時間の中でできること それは自分が学んできた民謡を多くの人に伝えていくことだと思ったそうです。自生園にはすごく感謝していて、「今の私の知識、技術、考え方は自生園で学ばせていただいたので、ここでいただいたものを返したい」という思いから、自分の持てるものを全て後進に伝えることが使命と考えているそうです。いつも明るく活き活きとされているのはそういった強い思いがあったからなんですね。
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