自生園

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自生園での日々の出来事や、活動・行事をご紹介していきます。

第16回 ひろ子☆の「ちょっと気になる!?自生園」
2021.04.21

自生園賛歌について

 

♪芝生あるけばキンコンカン~

 

明るい響きで始まる自生園賛歌。養護(盲)では毎朝9時に放送が流れ、入居者様が朝の支度をしながら聞いています。まずは一度、自生園の入居者様の生活を想像しながら聞いてみてください。

 

 

作詞は小松市那谷町出身の、陣出達朗氏。「遠山の金さん」の作者として有名な小説家です。

歌詞はお年寄りが合唱しやすいように平易な言葉で、情感たっぷりにまとめられています。陣出氏はよりリアルな内面を描写するため、二週間余り自生園に滞在しお年寄りと生活をともにして、書き上げてくださいました。「全く想像もつかない世界だけに、寮母らの苦心、園の設備に感服した。お年寄り同士もお互いに助け合い、園内は非常にいいムードで心を打たれた」*1とのインタビューが残っています。

 

*1北陸中日新聞 昭和56年12月4日

 

作曲は当時、北陸音楽専門学校教授をされていた八十田歳雄氏です。お年寄りが口ずさみやすいように簡単なリズムで、音域も狭く仕上げられています。メロディ変化の少ない同じパターンの繰り返しにすることで、お年寄りが大切にしているお経の要素を取り入れているんだとか*2

 

 

*2北陸中日新聞 昭和57年5月26日

 

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那谷寺ブログ:長靴を履いた坊主みんなの介護