メンタルマップ

メンタルマップという言葉を知っていますか？用法によって意味が変わりますが、視覚障がい者が使うメンタルマップとは心的地図と呼ばれ、頭の中で作る地図のことです。

養護に入居された方にはまず、お部屋の中（押し入れや窓、ベッドの位置）とトイレの場所を覚えてもらいます。その後は食堂や風呂場など、園内のメンタルマップが完成するまで職員が付き添います。

視覚障がい者が一人で移動する時、道や建物の位置を空間で覚えているそうです。晴眼者は看板が見えたら左に曲がる、といった風に見える物を目印にしますが、視覚障がい者は音や触覚、匂いを頼りにします。　

入居者様の例では「チャイムが聞こえたら食堂の入り口」と覚えていると、音を基準に方向を定める事ができます。

誘導チャイム（近くを通ると音がなります）

ランドマークについて

部屋の中やドアの形はよく似ているので、部屋の前にはランドマーク（自分の部屋だとわかるように飾りなどで印をすること）がしてあります。

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