視覚障がい者の生活の中で聞こえる音

視覚障がい者は耳からの情報を大切にしているとよく言います。ふと目をつぶってみると様々な音にあふれていることに気づきますが、今回は養護の入居者様が普段聞いている音についてご紹介します。

園内は・・・

まずは「リンリン」と鈴の音が廊下で聞こえます。入居者様の靴には鈴がついており、歩くと音が鳴るので相手に自分の存在を知らせることができます。鈴の音で人が近づいてきたのかわかるので、衝突防止につながります。

食事の時間になると献立の放送が流れます。「1時の位置はほうれん草の白和え、3時の位置はお茶、5時の位置は味噌汁・・・」という風にお皿の位置は時計を用いて説明し、頭の中で想像しながら召し上がられます。（この説明方法をクロックポジションといいます）

園外は・・・

　南の広場に出て、においの散歩道を歩くと「ガシャガシャ」と砂利の音がします。踏み心地が良く、入居者様もよく散歩されています。ウグイスの鳴き声、風で揺れる葉の音など自然を感じる、心落ち着く場所です。

なんかいいね！自生園