自生園について
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自生園は
設立母体である那谷寺の教えのもと
活動する社会福祉法人です
1300年余の歴史を持つ那谷寺養老元年(717年)白山を禅定した泰澄大師により開創され、
1300年余の歴史を紡いできた那谷寺。
春は桜、夏は濃い緑、秋は紅葉が彩り、冬はしんしんと積もる雪。
四季折々に姿を変える境内には、奇岩遊仙境や岩壁に沿う本殿などがあり、
そのどれもが自然の雄大さを感じられるものです。
今も那谷寺の信仰の中心は自然であり、
那谷寺の四季や歴史は「自然智」の教えの現れでもあります。
それは、“巡る・つながる・続いていく”こと。
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自生園の成り立ち
那谷寺の歴史は、栄枯盛衰があり途中70年の断絶期間がありましたが、
加賀藩主前田利常公の再興があり、現在では多くの観光客が訪れています。
真言宗の教えのもと、那谷寺に寄せられた浄財をどのような形で
社会に活かしていけるかを考えていました。
真言宗の教えに
『菩提心を因と為し、大悲を根と為し、方便を究竟と為す』とあります。
これは、自他の区別なく『いのちを慈しむ』観音様の誓願を深く信じ、誰もが持っている
『困っている人を助けたい』と思う慈悲の心を大切に、『自分のできることを実践する』ことです。
この教えに従い、自分のいのちを生かす社会活動の一環として、
警察犬の育成や盲導犬の養成を手掛け、そこから視覚障害者協会との関係が始まりました。
また石川県内における盲老人ホームの要望から老人福祉への道が開け、
そこから地域の方々や関係団体の協力を得ながら、
寺院として仏教の寛容のある福祉活動の道を歩むことを発願しました。
那谷寺副住職
自生園理事長 木崎 馨雄
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那谷寺住職
自生園会長 木崎 馨山
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昭和56年 私たちの幸せを願う活動が、ここから始まりました。
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昭和56年6月1日 養護(盲)老人ホーム開設
全ての方々の幸せを願って今できることに全力を生かせ いのち
私たちは、多くの人と手をつなぎあいます。
私たちは、喜んで学び成長します。
私たちは、困っている人に手を差し伸べます。
私たちは、社会福祉法人の使命を全うします。